総務部長 青木嘉光 (10期)
栄光学園の保存記録について、その整理作業の手伝いを学園から依頼を受けたことは、前号のアラムナイで皆様にお知らせした。資料室は本年2月にエアコンの新規設置が完了し、貴重な資料保存の最低限の環境は整ったとのことである。
この整理作業のお手伝いを3月9日、15:00から2時間ほど実施した。当日は、資料室に積んである、未整理の段ボール4箱の中身を見て、資料として残すべきものと捨てても良いものとに仕分けをする作業。前号のアラムナイ記事を読んで、協力を申し出てくれた3名の会員(4期、12期、22期)のほか、同日11時30分からあった同窓会執行役員会、特別委員会の中から引き続いての参加者もあり、15名の集まりとなった。
今後、今回残すべきものとされた資料はコンピューターにデーターとしてインプットされる。仕訳の体系は、過去に資料室をご担当された先輩方のご努力で下の例(一部抜粋)に示す通り出来上がっているのでそれに加えて行くことになる。
現在までに、この体系に沿って整理済みの資料のデーターがインプットされている。
そして、資料の現物は、関連番号を付けた段ボール箱に格納、資料室の棚に置かれている。この未整理箱からデーターのインプットが済んだら、これらのデーターと整合性を取り、利・活用のしやすいよう、現物の入った段ボール箱、更には段ボール箱内の封筒の整理整頓へと進むことになる。ただ、これら作業は基本的には学園資料室が行うことになる。
こうして保存記録の整理が終わったら、次は、何と言っても皆様への「公開」と言う段階になる。学園資料室に協力して考えて行くことであるが、学園の話では、常設の展示場はしばらく望めないということであるので、5月の栄光祭のOBの部屋など、毎年どこかの日に、懐かしい保存記録の一部を公開する機会を設けることなどを考えていくことになろう。また、リニューアルされた同窓会ホームページにも随時、懐かしい写真の掲載などの企画をし、皆様に「公開」して行くことも考えられそうである。
栄光学園の保存記録ではあるが、同窓生にとっても懐かしい思い出の数々が集まっている。貴重な保存記録であるが膨大な量でもあり、学園の取組方針が明確になってくれば、学園資料室の意向を尊重しながらこれからも協力を続けていく必要があるかもしれない。