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2021年1月1日

令和3年 同窓会長 新年ご挨拶

栄光学園同窓会会長 山田宏幸(30期)

同窓会員の皆さま、新年おめでとうございます。旧年中はコロナ禍の影響もあり、事業計画に沿った同窓会運営が出来ませんでしたが、皆さまのご理解とご協力のもと、工夫を施しながら何とか進めてまいりました。改めて、執行部一同より感謝申し上げます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
さて、冒頭でも触れましたが、2020年は世界がコロナに翻弄された1年でした。またその禍は、年が明けた2021年もさらに勢いを増し、続いています。昨年の年初のご挨拶では、2020年夏に平和の祭典であるオリンピックが東京で開催される予定であること、国際紛争や自然災害などの不確実性を感じる時流であることに触れましたが、まさか疫病が流行るとは思いもしませんでした。
その結果2020年には、緊急事態宣言の発出、海外ではロックダウンなどが行われ、東京オリンピックも延期されました。多くの社会活動が制限されることで、世界中が混乱し、我々の生活も大きく変化しました。
同窓会では、毎年5月の栄光祭に併せて定期総会を行っていますが、2020年度は緊急事態宣言下で栄光祭は中止となり、参集して総会を開催することが出来なくなりました。とはいえ同窓会活動を継続する必要はあり、執行部で検討した結果、会則に規定のない書面による総会の開催と会員の皆さまの議決権行使という手法を採らせていただきました。皆さまのご理解とご協力により、各議案賛成多数で可決していただき、同窓会事業を継続することが出来ております。
しかしながら2020年度は、withコロナでの同窓会運営となり、当初計画とは相当に異なる事業内容になっています。リアルで参集する事業はほぼ見送り、替わりにWEBを利用してOBフォーラムや各委員会などを行っています。また、すでにホームページでご案内していますが、旧田浦校舎のアーカイブプロジェクトを実施し、2020年栄光祭OBの部屋ALUMNIで計画していたフォス先生のご帰天30年展示と併せ、田浦時代の記録とその記憶を留めるアーカイブ事業を進めることが出来ました。今後も、この事業は継続していこうと考えております。
さて、2021年は引き続きwithコロナでのスタートとなり、いつafterコロナになるのかは全く見通せない状況です。このような状況で、暫くリアルに参集することは難しいと思いますが、同窓会執行部としては引き続き、“人を繋ぐ、人が繋がる同窓会”をテーマとして事業を進めてまいります。また、コロナ禍で世間に一気に広がったWEB(ZOOM)環境を前向きに捉え活用することで、これまで参加することが難しかった、中堅・若手の現役世代や遠方居住の会員の皆さんにも手軽に参加していただけるという、広く繋がるための“怪我の功名”、“棚から牡丹餅”的な、副次的効果も高めてまいります。
さらに今後は、動画配信への対応など、一層ホームページを充実させるため、ホームページ運営委員会を活性化させていければと考えております。併せて会員名簿サービスの“EACON”についても、一層アクセス数を増やしていただき、同窓会と会員の皆さまを繋ぐための、e-mailアドレス、住所、電話番号などの情報をアップデートしていただければと思います。
2019年度より、新たな時代を迎えての本同窓会のあるべき姿を模索するため、中堅、若手の幹事を中心に“栄光学園同窓会のビジョン検討”特別委員会を設置し、議論を進めておりますが、今年度末には、一定の結論、提言をまとめていただく予定です。この検討は、あるべき姿を模索するとともに、現執行部が先の会長以下執行部から引き継いできたものを次へ“繋ぐ”ための礎となるものと捉えています。幹事から選出された座長を中心に、2021年度の定期総会での提言を目指し、整理を進めております。
2021年の定期総会は、コロナ禍によりますが、参集することが難しいのではないかと考えております。その中で、現執行部の任期は今年度末までであるため、2021年度定期総会では新役員体制の議案を提出する必要があります。さらに、一部会則の改定を検討していることもあり、どのように総会を開催すればよいか、難しい判断を求められるのではないかと思っております。会員の皆さまには、今年もこれまでにない形でのご提案やご協力のお願いをすることと思いますが、その際は、何とぞよろしくお願いいたします。
本年春には、69期生を新たな会員として迎えます。また、2023年には同窓会が70周年を迎えることとなります。日本漢字能力検定協会の2020年の世相を表す漢字一字は“密”、また第2位が“禍”、第3位が“病”とネガティブな印象でしたが、第4位の“新”や第5位の“変”のような2021年になりますよう心から願い、今年も同窓会を進めてまいります。全ての世代、全ての会員が、繋がりたいと思えば、どこかで、何らかの形でいつでも繋がることのできる同窓会に近付けていけるよう、執行部一同、頑張ってまいりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。