2022年1月1日
栄光学園同窓会会長 山田宏幸(30期)
同窓会員の皆さま、新年おめでとうございます。未だ新型コロナウイルス感染症は終息せず、日本でも年明けからオミクロン株が急速に広がっておりますが、皆さまお元気、ご無事にお過ごしでしょうか。コロナ禍の影響で、昨年の同窓会運営も多くの制約を受けましたが、皆さまのご理解とご協力のもと、工夫を施しながら進めてまいりました。改めて、執行部一同より感謝申し上げます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
さて、1年前の新年ご挨拶では、コロナ禍でのオリンピック延期に触れましたが、昨年夏には、無観客という形でオリンピックが行われました。その後、第5波が落ち着きを見せ、ワクチン接種も進んだことから緊急事態宣言など諸々の制約も緩和され、一時は感染防止しながらコロナ禍前に近い生活に戻ることができました。しかし世界的にオミクロン株が急拡大し、正月を挿み日本も同様の推移を辿る気配です。2月から今度は北京で冬季オリンピックが予定されていますが、さて、どのように進められるのでしょうか。
このような状況下、昨年5月の同窓会定期総会は、残念ながら一昨年と同様、学園に参集することが出来ず、WEBにより開催させていただきました。書面での回答と併せて議決をいただくという手法を採らせていただきましたが、皆さま方のご理解とご協力により、各議案賛成多数で可決していただき、今年度も同窓会事業を継続することが出来ております。
総会では、新執行部体制についてご承認いただきました。また、これからの本同窓会のあるべき姿を2019年度から模索してきた“栄光学園同窓会のビジョン検討”特別委員会からは、すばらしい今後への提言をいただきました。執行部には新たな役員も多く加わり、提言された“次代へ繋ぐためのビジョン”をベースに、これまでの慣例、慣習にとらわれず同窓会事業を見直し、良いものを継承しつつ、積極的に新たな取り組みを行うなどして、同窓会活動の充実、活性化に努めています。
2022年の年初は、引き続きwithコロナとなり、afterコロナは未だ見通せない状況です。暫くは、リアルでの参集は難しいと思いますが、同窓会執行部としては、今年も“人を繋ぐ、人が繋がる同窓会”をテーマに、リアルで無くても繋がることが出来るような工夫をして、事業を進めてまいります。
具体的には、一層WEB環境を充実させ、より多くの会員の皆さまに気軽に、また特にこれまで参加することが難しかった、中堅・若手の現役世代や遠方居住の会員の皆さまにも手軽に参加していただける事業としてOBフォーラムを実施します。また、ホームページでの動画配信や会員名簿サービスの“EACON”の有効活用のためのアクセス数増加の工夫や、e-mailアドレス、住所、電話番号などの情報のアップデート促進などしていきます。
2020年栄光祭の“OBの部屋ALUMNI”で計画していた、フォス校長ご帰天30年展示ですが、今年の栄光祭では、是非リアルで展示を行い、多くの皆さまにご覧いただきたいと思っています。コロナ禍の状況により、栄光祭の開催方法や展示の手法等は流動的ですが、学園と相談しながら準備を進め、同窓会員だけでなく、在校生、ご父母、先生方、さらにはご来場の皆さまにもフォス校長展示をご覧いただけるようにしてまいります。
また今年度は、広報を一層充実させるため、“会報THE EIKO ALUMNI”の大幅な見直しを検討し、準備を進めております。4月のALUMNI第97号、どうぞご期待ください。
本年春には、70期生を新たな会員として迎えます。70期生は、学園祭や修学旅行などの学園行事がコロナ禍によって翻弄された学年です。6年間で残念ながら経験出来なかったことを、ほんの少しでも同窓会活動の中で補ってもらうことが出来ればと思いますし、そのような同窓会でありたいとも思います。1期から69期までの我々会員全員で、温かく新会員を迎えられればと思います。
2023年の同窓会70周年に向け、70年の全ての世代、1万2千人全ての会員が、繋がりたいと思えば、どこかで、何らかの形でいつでも繋がることのできる同窓会に近付けていけるよう、執行部一同、今年も頑張ってまいりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。