去る平成29年10月21日(土)18:00より横浜駅西口「ホテルプラム横浜」において体操部OB会「インディアンクラブ(注)」総会並びに懇親会を、隔年開催の会則に則り2年ぶりに開催致しました。
総会では、小生の司会進行のもと(なんと8回連続14年)、初めに平岡愼雄会長(17期、これまた同じく8回連続14年)の挨拶があり、その冒頭において本会の終身名誉会長で初代体操部部長である熊野忠敬先生の訃報(平成28年6月19日御逝去、享年88才)が報告され、出席者全員で黙祷を捧げました。
熊野先生(昭和2年10月26日生)におかれましては、「栄光アラムナイ」でも既に先輩方が詳しく書かれておられますが、昭和24年(栄光学園創立が昭和22年)より60歳定年まで約40年間もの永きに渉り本校に奉職され、当然、体操部創設時からの部長(と言うか創設者)ですが、どうやら体育の授業を教わったのは1期から34期辺りまでのようです。
私も入学したての中1の担任が熊野先生で、入部希望アンケートの際「例年体操部の入部希望者が少なくて困ってるんだ・・・」との言葉に絆されて「第2希望」につい書いたのが運命の分かれ道!!(第1希望の硬庭部に入部していたら、大学硬庭部でもレギュラーが取れて、人生変わっただろうなぁ?!・・・) あとで聞かされたのですが、「第2」どころか「第3希望」までに「体操部」の「た」の字でも書こうものならば、引き抜かれていたそうです。ともあれ、入部してからは、顔を出す度に笑顔で「怪我しないように、無理するなよ!」、合宿中に消灯時間が過ぎても用具室で遊んでいるのを見付けられても「明日の部活に差し障らないようにな!」、究極は、試合当日善行の体育館に単車で乗り付けたのがバレても「事故には気をつけろよ!」(確か当時「訓育主任」だったでしょうに?) 私にとってはいつでも庇ってくれて穏やかな優しい笑顔の印象でしかありません。
閑話休題。続いて私より前回総会後の2年間で2回開催された役員会報告、そして杉山正行会計担当幹事(31期)より「ギリギリの予算で会を運営している」内容の会計報告がなされ、承認を受けました。また協議事項では、現行役員全員の留任が可決承認されましたが、毎回同じ事の繰り返しですが、新規執行部への参入・・・でなければせめてもの他薦をお願いし、総会を終了しました。
総会に引続き行われた懇親会では、現体操部長である古賀慎二名誉会長に、近況報告を中心に御挨拶して頂きました。その中で注目されたのが、入部者が現高1から激減して一時「部自体の存続危機」に瀕したが、「バク転教室?」を開く等の工夫により、中1、5人の入部を獲得して暫く安泰との報告でした。やはりOBとしては廃部となると寂しいものです。
そのあとの乾杯では、出席者最年長である佐伯和良先輩(3期)に音頭を執って頂きました。それから若干の歓談ののち、「若者代表」として62期の後藤駿介君、大矢淳史君、伊藤健太朗君の3名に挨拶して貰いましたが、やはり若い人の発言は勢いや夢があって聴いている我々も元気付けられました。
続いて恒例ながら先輩から順に「近況報告」を兼ねて御挨拶をして頂いた処、これまた例年通り一人ひとりのお話しが永くて・・・しかし、今回は出席者が少ないこともあって、前回は12期迄の僅か6名で時間が押してしまいましたが、今回は私(22期)までの8名が挨拶出来ました。
締めとして、本会役員を代表して、幹事の斎藤裕之君(23期)に閉会の挨拶と「Eiko High Forever」を大合唱し、更にホテルの人に記念写真を撮って頂き、お開きとなりました。(が、その写真が「SDカード」の不具合で再生不能!携帯でも良いので2台以上で撮るべきと反省!!)
今回の案内状況は、送付数258名、返信数82名(出席21名、欠席61名)でした。また、新入会員は64期4名、65期1名ですが、残念ながら全員欠席でした。
インディアンクラブ総会は西暦奇数年の10月第3土曜に固定して開催することが会則の中に織り込まれており、次回開催は2019年10月19日(土)です。
今回、熊野終身名誉会長の訃報もあって、参加者の激減が予想され、その結果によってはそれこそ本会の存続を執行部でも考えました。それでも21名(前回32名)の参加を戴き、勿論会員皆様の声も聴きながらですが、取り敢えず次回も企画するつもりでおります。是非とも多くの御参加を切にお願いします。
注:「インディアンクラブ」とは新体操でも使われている「競技用棍棒」のことで、栄光体操部OB会の正式名称として登録しております。
伴 孝 (22期)