本年3月の設立総会から半年強の10月17日、栄光学園同窓会関西支部は第2回の総会をzoom 上で行いました。同窓会本部から地域支部としての承認を得て初めての、いわば第一回目のレギュラー・イベントとなります。以下はそのご報告です。
前回同様まず瞑目を行ってから、武優樹(66期)学生幹事の総合司会で開会となりました。幹事団からは金田真己(28期)事務局長より開会の辞、および金澤和夫(23期)支部長より挨拶がありました。その後、山田宏幸(30期)栄光学園同窓会会長より挨拶も兼ねた学園の近況報告を伺った後、引き続き六甲伯友会会長藤本久俊様・六甲伯友会事業委員会副委員長佐藤泰樹様(六甲47期入学、栄光38期卒業)、広島学院翠友会関西支部副支部長三宅秀芳様、上智福岡泰星会関西支部長原田耕作様よりご挨拶を頂きました。六甲・広島に加え上智福岡(旧泰星)と、今回は日本国内の全イエズス会中・高校からご来賓を迎えたことになります。
2020年度決算、役員変更(山本博之[31期]幹事、前田真孝[29期]幹事の転出に伴い、新たに矢野雅裕氏[46期]を幹事に、栗田圭司幹事[34期]を会計監事に選任)、会則改定、2021年度予算案の4議案とも承認された所で、総会は終了。小休止を挟み、日本銀行大阪支店長の高口博英氏(31期) に、「最近の内外経済情勢と関西経済」をテーマとする講演をしていただきました。不確実要素を含みつつも回復を始めている世界・日本経済を背景にした関西経済の現状と可能性につき、豊富な情報と鋭い洞察に満ちたお話を一同伺いました。個人的には、2025年開催予定の大阪・関西万博が、地球規模で見た際の中長期的問題群の解決に向けた動きの起点になるのではないか、との指摘が特に刺激的でした。質疑応答では、オリンピック・パラリンピックからの学びについて、また中国恒大のリスクの不動産バブル化への懸念について、質問が出ました。
講演終了後、今回初参加の方に、簡単な自己紹介を兼ねたご自身の関西との縁について短いスピーチしていただき、今後の支部活動についての意見交換を行いました。その場で、社会人として関西に来ている卒業生への同窓会支部の存在の周知、また栄光卒業生同志および姉妹校卒業生とのネットワーク作りをする上での同窓会支部の役割が、今後の課題とされました。スクリーンショットを用いた参加者の集合写真撮影を済ませ、閉会となりました。
今回の出席者は6期の久保さんから66期の武さんまで、計34名でした。金澤支部長の挨拶にもあった通り、設立一年にも満たないまだ赤ん坊のような支部ですが、それでもようやくその歩みを始めたとはいえましょう。上でも触れましたように、在関西栄光卒業生、さらには姉妹校卒業生とのつながりの結節点となることは、まさに本支部の筆頭の存在目的と信じます。その観点からも、特にコロナ禍が終わった暁に、ますます多くの方が本支部に加わり、またその活動へ積極的に参加して下さることを、心から願ってやみません。
西川 健誠 (34期)