支部等活動山岳部OB会開催

毎年、今は亡き天狗さん(H. シュトルテ先生のことです)の誕生月である10月に開催されてきた山岳部OB会が、2022年度も崎陽軒本店で開催されました。
24期を最後に廃部されてしまった山岳部なので、すべてのメンバーが今年で65歳以上という高齢者集団でしたが、迫嘉邦先生の参加も得て、3期生から24期生までの総勢33名が集い、昨年同様、とても楽しく、にぎやかなOB会となりました。
岩崎孝之会長(10期)の開催挨拶に続いて、「山の男の十の掟」を皆で懐かしく斉唱したのち、3時間近くにわたって歓談が続きました。とりわけ、迫先生には、就職時の楽しいお話や天狗さんとの親しいかかわりなど、かつての栄光学園についてのかけがえのない思い出を語ってくださり、歳月や田浦と大船という時空を超えた時間を過ごすことができました。
そこでは、今後の山岳部OB会の開催にむけての課題が全体の話題となったほか、今年は特に、丹沢・札掛の栄光ヒュッテの維持と管理が話合いのメインテーマでした。現在、この山小屋管理にあたる人材が栄光学園に不足しているように見受けられるなか、神奈川県の県有地を借りた敷地に建てられているため、山小屋の使用がなくなってしまうと県への敷地返還も求められる可能性が大いに懸念されていることがその背景にあります。これまでの経緯から、あえて電気を引かず、薪ストーブや灯油ランプに頼ってきたことも、今となっては山小屋管理の障害になっているようです。山岳部OB会としても、後輩たちに山の生活の楽しみをぜひとも引き継いでいただきたいと願っていますので、これからも栄光ヒュッテの存続に向けて協力していきたいという総意がまとめられたことと思います。
最後に、ここにご覧下さるような集合写真を撮影し、夕刻、無事に散会しました。

堀越 宏一 (24期)