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支部等活動2023年度の山岳部OB会総会報告

山岳部OB会の総会が10月14日の土曜日、OB30人と迫嘉邦先生の出席を得て横浜駅東口の崎陽軒本店で開かれました。
開催日は、山岳部とともにあった亡き天狗さん(H.シュトルテ先生)の誕生日の10月15日の前日に当たります。
総会は、生誕110年になる天狗さんと9月に亡くなった山岳部1期生の遠藤恭先生ほか、この数年で物故した方々を偲んで黙祷から始まりました。続いて部活動の始めにいつも全員で唱和していた「山の男の十の掟」を唱え、昔の山岳部員に戻った気持ちになりました。
岩崎孝之会長(10期)が、山小屋の存続に向けた取り組みなど一年の活動報告した後、「就任して4年、80歳になったのを機に14期の磯村正義さんと会長を交代したい」と表明し、拍手で磯村新会長を承認。磯村さんは「微力ながら力を尽くす」と挨拶しました。
乾杯の音頭は1期の前川卓さん。「8人いた1期も今は2人。私も89歳になりました」と言いながらも元気にグラスをあげていました。
幹事の田中泉さん(11期)からは、山小屋に掲げられていた白樺の樹皮に「山の男の十の掟」を書いた額を新たに作成したことの報告がありました。今回は、出席者ひとりひとりが天狗さんや山小屋の思い出や近況を話すことになり、旧交を温める話題になっていました。
最後に山岳部歌を斉唱し、来年の10月12日土曜日に次の総会を開くことを決めて散会しました。
今年度は、課題だった丹沢・札掛の山小屋「栄光ヒュッテ」の維持と活性化について、岩崎会長を中心に有志が小屋を訪問し、その結果を元に学校と相談。OBが山小屋を利用する際の手続きや手引きをまとめました。また、老朽化した山小屋のストーブ更新のための寄付を山岳部OBに募り、その結果、目標を上回る170万円を集めることができました。
磯村新会長のもと、募金を元に学校が購入するストーブの入れ替えや、ペンキの塗り替えなど使いやすい山小屋にするようにどう学校をサポートしていくかが話題になっていました。
なお、「山小屋利用の手引き」は同窓会ホームページのMENU「事務局通信」の「会員サービスメニュー」の記事下、第1項目からアクセスできます。

中川 聡 (24期)

山岳部総会