軟式野球の全国大会は今年70回目を迎え、5月5日に甲子園球場で「全国高校軟式野球選手権大会70回記念、春の軟式交流試合in甲子園」と銘打った記念の東西交流試合が行われました。
この栄誉ある試合に栄光学園野球部の多田進之介選手(74期)が東日本選抜チームの一員として出場しました。多田選手は野球部の捕手・ 4番打者で、昨秋の関東大会準決勝の駒場東邦高校戦延長10回タイブレイクで2死満塁ツーストライクからセンターオーバーの3塁打を放って栄光を決勝戦に導いた活躍は我々の記憶に新しいところです。 このような全国規模の試合に母校の選手が選出されたことは快挙であり、OBとして大変誇らしく思います。
試合は西日本が4回、7回、9回に1点ずつ取って3対0で東日本を下しましたが、勝敗はともかく、全国の軟式球児が「軟式」を広く知ってもらうために甲子園で戦ったことに意義があったようです。近隣の高校の吹奏楽部 が選手を出していないにも拘わらず応援にきて試合を盛り上げてくれたとも聞きました。
この試合を観戦するため、野球部OBの柏崎さん(24期)、原田さん(29期)、宮島さん(29期)、尾崎さん(51期)も甲子園に駆けつけました。
以下は柏崎さんの観戦記です:
『本校からは秋の関東大会で活躍した多田捕手が東日本選抜の選手として選出されました。お陰で野球でも栄光学園の名前を全国に知らしめることができました。
緊張感あふれる試合の中、多田選手はブルペン捕手として投手陣の球を受け、東日本チームに貢献しました。最終回には代打で出場しました。結果はセカンドゴロでしたが、全国レベルの投手を相手にする、またとないよい経験をしたのではないでしょうか。
栄光の生徒たちも応援にかけつけていました。甲子園球場の大きさ、歴史あるたたずまいに度肝を抜かれていたようでした。生徒たちは試合が進むにつれ雰囲気にもなれ、途中から東日本選抜の応援に加わり、声を張りあげていました。来年度以降も開催されると聞いているので、彼らの中から次の代表選手が出ることを期待します。
休日にも拘わらず選手の引率・大会役員を務めていただいた吉田先生や応援してくださった多くの保護者の方々に感謝いたします。私たちOB4名も最後まで熱心に声援を送りました。試合後は折角のよいチャンスだったので会食し懇親を深めました。』
野球部OB会 花井 勝三(12期)
(東日本選抜チーム・西日本選抜チーム合同記念写真)
高野連ホームページより
(スコアボードに多田選手の名前)
高野連ホームページより
観戦したOBたち
左から宮島、柏崎、尾崎、原田の各氏