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各期活動17期有志がW.カリー先生を囲む会

昨年11月2-3日の大木章次郎先生の葬儀の折、17期の参列者は久しぶりにウィリアム・カリー(William Currie)先生にお会いすることができ、この時の会話が発端となって同期のゴルフ会『十七会』(となかい)のメンバーがアレンジして、先生を囲む会をささやかに開催することとなった。
栄光の卒業生の中では、上智大学に行った人以外にはほとんど知られていないと思うが、先生は1935年米国生まれ、1960年に来日され、田浦の校内にあった神学校(日本語学校)で日本語を勉強された後、栄光でごく短期間教鞭をとられた。
期の全員を教えられたのは、17期のみ。(1963年、当時中1)他の先生に比べればほとんど同年代(!)の、英語が母国語(!)の、アメリカ人(!)の英語教師として、生徒に非常に人気があった。(その後1972年から上智大学で講師、教授、文化学部長などを歴任され、1999年から2005年に退任するまで上智大学第12代学長)

1963年頃の先生方(左端がカリー先生(若い!)

2016年1月28日。会場は上智大学に近い“Gallo四谷”。17期の10名が集まった。先生に教わった後の報告も近況報告も、先生の前では『英語がらみ』になってしまい、全員がいまだに真面目な栄光生であることを証明した。先生は17期全員を教えた証として、生徒の名前を覚えるために作った自筆の座席表を持参され、65を超えた昔の生徒たちは、53年前の座席を確認し合ったのであった。

楽しい時間はあっという間に過ぎてしまった。先生、次の同期会にはぜひ参加してください。

岡田 猛 (62期)