各期活動5期同期会

平成28年度5期同期会の報告をします。昨年より同期の諸兄に報告者になってもらっています。今回は、福井県坂井市丸岡町「丸岡文化財団」が募集している「日本一短い手紙2015年一筆啓上賞」に大賞1編と佳作2編の入賞を果たした鈴木邦義くんです。

平成28年度5期同期会(4月16日)

5期生全員が喜寿組となって初めての同期会が4月16日、今年も服部君が手配してくれた横浜銀行「横浜シティクラブ」で開かれた。受付担当は赤井、中村両幹事。聞けば「出席者が近年40数名で推移していたが、残念ながら今日は37名」とのこと。
やがて定刻の2時となり、栗原幹事の司会で開会。

初めに天野会長から挨拶とこの一年間の動きの紹介があった。

  • ・今回74名に案内を送り、42名から出席の返事があったが、昨日・本日で5名のキャンセルがあり、結局案内を送った人数の5割、37名出席となった。
  • ・阿部先生が1月に、赤倉君が2月に逝去されたので、5期会として弔意の手紙と花籠をお送りした。
  • ・同窓会の役員を次の通り変更する旨、事務局に届けた。全員が喜寿を過ぎたからである。

期委員4名(赤井、天野、和泉沢、栗原)⇒2名(赤井、中村)
常任委員1名(中村)⇒辞任
なお、5期同期会幹事(赤井、天野、和泉沢、栗原、中村)及びアドバイザー(川西、高井、渡辺(慎))は従来通り。

  • ・戦後70年に因み、テーマ「終戦の時、どこでどうしていた」の特集をしたところ25編が寄せられ、‘THE 5期’に掲載して昨年末に配布。好評で多くの感想が届いたが、大変な作業だったので、当面‘THE 5期’での特集は控えることにする。しかし、今後とも学生時代、社会人時代、その後などを含め、何なりと投稿してほしい。
  • ・後程中村幹事から提案するが、来年の同期会の前に栄光の新校舎が落成(H29.3)するので、次回は新校舎を見学した後、大船辺りで同期会を開いてはどうだろうか。

続いて、仙台から駆けつけてくれた綱島君が「熊本で地震が起き、支援されてきた東北が支援する側となった」と挨拶。彼の発声で乾杯し懇親会がスタート。
いつものことながら、卒業後半世紀以上経ち、歳なりに容貌は変わったものの当時の面影が消えることなく、会場のあちこちで三々五々歓談する光景は、まるで休み時間に校庭で談笑していたような雰囲気で微笑ましかったのだが…今回はそれもつかの間、シティクラブの方が部屋の隅にL字型に置いてくれた椅子30脚ほどが忽ち満席となり、立食パーティ形式にもかかわらず立っているのは僅か10名足らずの状態。これを見て「やはり喜寿組」と痛感した。

一段落したところで、建築学が専門の佐藤正彦君が3月に訪れたインドの「少数民族の住居」について、棟居 洋君が彼の訳書「ルターのリンゴの木-格言の起源と戦後ドイツ人のメンタリティ」関連の興味深い見解をそれぞれ披露してくれたのだが、話に気付かずに続けられた会場内の私語に遮られて、殆ど聴き取れなかったのは残念だった。やはり椅子の配置に難があったと思われる。なお、歓談の内容は多岐にわたったのだろうが、我々5期生にとって恩師中の恩師ともいうべき金子先生、阿部先生の姿を「もう見ることがないんだなぁ」と寂しそうに話す声も聞かれた。

かつては、社内会議が2時間も続くと辟易した我々だが、このように楽しい仲間とのひとときの2時間は過ぎるのが早く、恒例の合唱の時間に。今回は「千里の波濤」「Where Hillocks Shine」「Pirates’ Song」「Eiko High Forever」の4連発、指揮はセミプロの田中君。締めは完全復調した今井君の蛮声に唱和した「フレーフレー5期」のエール。

最後に中村幹事が「次回の同期会は新校舎見学を兼ねて開催する件」を諮り、賛成多数で決定。また、「次回は立食ではなくテーブル席にすることを幹事会で検討する」との話があり、閉会。集合写真に収まり、再会を約して散会したのだが、見渡すと、昔のように二次会・三次会へと繰り出す猛者は皆無で、足早に家路を目指す姿に「寄る年波」の感をあらたにした。

さて、初めに記した通り、今回は出席者が40名を切って37名となり、今後とも減少傾向を辿ることも予想されるので、都合が悪い時は次のような「顔見せ欠席」はいかがだろうか。2月に開かれた「スカパイ会」(年2回開催の横須賀版5期同期会・出席12~13名)でのこと。事前に「欠席」との連絡があった八並君が会場に姿を見せて皆と言葉を交わした後、「体調が思わしくないので」と挨拶して、会が始まる前に退席したケース。5期会でも体調不良などの場合は無理をせずに「欠席」とした上で、可能なら彼のようにほんの短い時間でも「顔見せ」して旧交を温めたいと思う。

「追記」

  • ・Alumni No.82に、各期(1~55期)の活動状況が載っており、「会合頻度年1回」は5期を含めて僅か「7」、「冊子発行」は何と我が5期のみ、とあり、5期会の充実ぶりが際立っている。これは「偏にレールを敷いてくれたミクロンこと渡辺慎二君と歴代の幹事諸兄の熱意の賜」と感謝する次第。ありがとう。
  • ・今回ドタキャン5名で、当日の収支に影響があった。ドタキャンの場合の会費の取り扱いを決めなくてはならない時期なのかもしれない。

(以上 鈴木邦義君の報告)

何年も幹事をやっていると、同期会の運営も慣れっこになってしまうようです。新鮮な目での報告になりました。鈴木くんに感謝!
今は亡き阿部先生は『諸君と10歳ちがう先輩としてひと言いえば、70歳はまだまだ大丈夫、80歳は全く違う。ムリはしない…』(平成24年の同期会で)と言われました。喜寿一区切りという考え方もあるでしょうが、傘寿一区切りということに切り替えて、「同期会のあり方」について同期生各位の率直な意見を集めて次回以降に反映させてゆきたいものと思っているところです。
(平成28年度同期会報告)

幹事会からの追伸(2016-7-18):
2016-7-14幹事会を開いて、種々意見交換をしました。その中で、来年の同期会をどうしようか…ということになりました。結論として『同期会での提案(母校の見学の後大船辺りでという計画)を変更して、「来年も従来と同じようにするのがよかろう」ということになりました。同窓会が母校新校舎の見学会を計画するので、希望者は同窓会の見学会に参加してもらうことにした次第です。
来年の同期会は『平成29年(2017年)4月1日(土)14:00~16:00』ということにしますので、5期生各位には今からご予定くださるようお願いします。

天野 正 (5期)