平成28年5月~11月のOBゼミを26期が担当したが、無事講義に穴をあけることなく任務を果たし、いささかホッとしている。先のアラムナイでも報告したとおり、平成28年新年に28年ぶりに同期会総会を開催し、次年度がOBゼミの担当年次である事を報告したところ、即数名から『俺にやらせろ!』との熱い表明があった。
その後同期幹事団である下田陽、吉田直人、小林寿也等と話し合って方向性を固め、『26期らしいOBゼミにしよう』『バラエティに富んだメンバーにしよう』『ワルだった奴にも登壇してもらおう』。こんな意見のもと、講師の選定に乗り出した。
同期会総会後は、大っぴらに募ることなく、一本釣りで一人一人「頼むゼ」と声をかけた。穴が空きそうになるコマもあったが、私自身が『自爆』することにより、『ごく平凡なサラリーマン』も登壇するという実績?もできたのか。
26期の講師陣は、学者・役人が各々数名、医者・弁護士1名ずつ、またサラリーマン3名、中小企業社長1名、芸術の道1名。名古屋・新潟から駆けつけていただいた講師もいて、誠に嬉しい限りである。
ゼミの案内ポスターが同窓会ホームページに掲載されているので参照願いたい。
http://www.eikoalumni.org/OB-zemi.html
11月末の任期を終えて早々の12月10日(土)に、横浜ホテルプラムにてOB会打上忘年会を開催した。12名(うち講師6名)というこじんまりした集いであったがそれだけに濃い話、情報交換ができたと思う。
なお宴が始まる前、6月19日に帰天された熊野忠敬先生(体育科、中一時代D組主任)、11月22日に帰天された本尾篤先生(社会科、中一時代A組主任)の冥福を祈り、黙祷をささげる。お二人の恩師は我々が入学早々まだ子供の頃、非常に刺激を受けた先生であった。
乾杯の後、航空宇宙工学の権威である李家賢一君、サラリーマン研究者でICカードの研究に専念する細田泰弘君、今後の長~い人生のリスクについて述べた小生、サントリーにてマーケティングを担当、最近早期退職した辻邦夫君、農村医療の道に入り、米と酒の美味い魚沼から駆けつけてくれた中島拓君、警察庁幹部として日本の治安維持向上に体を張る三浦正充君と続いた。
講師以外も全員1人ずつ近況を語った。ブリヂストンの常務を務める市川良彦君はレースの道に入り、経営陣から何と言われようともレースをあきらめないという夢を熱くやんちゃに語っていた。さぞかし講師やりたかっただろう。すまん!
スキンヘッドにジーパン・トレーナーで登壇し、子供たちを絶句させた脚本家・演出家の鈴木勝秀君は、インテルの試合観戦のため欠席。彼らしいところだが、次回は是非会ってみたい。
講義を受けた67期生他が社会で活躍するとき、是非我々の話を思い出していただきたいな。まぁ母校にはこんな面白い先輩がいたっていう事だけでも。そんな後輩たちの将来が楽しみである我々初老集団である。
PS.私事でもあるが、当日の出席者には、故加藤旭君の『光のみずうみ』をご購入いただいた。同窓生の絆は永遠。嬉しい限りである。
島崎 裕之 (26期)