各期活動3期会(2017.4.11)報告

卒業時3期同窓会員は116名。高校卒業前に栄光を去り、その後同窓会への加入を希望した8名を加え、124名となった。

4月11日現在の名簿上の生存者は76名、今回参加希望者42名、実に55%の参加率となった。全員80歳以上の高齢者であり、予想外の参加希望者に感激しつつも、幹事一同突発のキャンセルを心配していた。当日は早朝からの雨、いくつかの路線で遅延が発生したが、開始想定時刻までには全員が着席。

藤村小弥太君の総合司会で、先ずフォス校長以下亡くなられた諸先生方並びに同期物故者48名に黙祷を捧げてから、広瀬徹也君の医師の立場から見た「日本人80歳男性の平均余命9年弱の過ごし方―迫り来る筋力低下などのフレイル状態をウオーキングや筋トレで克服」に全員が頷き、引き続いて乾杯。
出席者の中で一番若い昭和12年4月1日生まれの佐藤晴美君が指名されて一言。「確かに一番若いが、中学1年の時から背丈は高かったし、今でも高い方だと思っている。男性だけで、若いの年上だのと言い合っていても全然面白くない。」
我々の時代は、外地からの引き上げや幼少期の呼吸器障害等の長期療養などで、学齢と年齢と一致しないことが多かったので、最年長者の調査は行わなかった。
これ以降は、意見のある人は自由に3分以内で発言することとし歓談の時間となった。
光岡誠治君から同期生に下記の謝意が表明された。
「私は2期生として入学したが、入学直後の8月に食用油で両親と姉の一家4人が重篤な食中毒を起こした。後遺症のため以後正常な歩行が困難となり、治療の結果1年後にようやく松葉杖による歩行が可能となった。1年遅れて3期生として中高6年間を過ごしたが、その間学校で嫌がらせやいじめといった類のことは一度も経験せず、楽しく過ごすことが出来た。3期生諸兄の支援にここで改めて感謝の意を表したい。」
また、鈴木勝久君からは、「老人と自動車事故について、興味本位ではなく、その実態に基づいた検討と対応が重要である。」という発言があった。
加瀬英明君から、「国際問題に関するコメント」があつた。

会えば10代の昔に一足飛び、旧交を温め、近況を報告し合う楽しい時は瞬く間に過ぎ、お開きの時刻となった。
富山英昌君閉会の辞をお願いします。
我々に残された平均余命は、9年弱、それを全うする道程は平坦ではないとのこと。ある会合で聞いた「18歳と81歳との違い」と言う話を披露して閉会の辞に代えさせて戴いた。

  • *道路を暴走するのが18歳、道路を逆走するのが81歳
  • *自分を探しているのが18歳、皆が自分を探しているのが81歳
  • *東京オリンピックに出たいと思うのが18歳、それまで生きたいと思うのが81歳

「皆さん、頑張って先ず平均余命を全うしょう!」

続いて、金窪周作君指揮により「Where Hillocks Shine」並びに「千里の波濤」を斉唱。
最後に矢嶋洋昭君の先導で、「フレーフレー栄光!!!」と全員大声で唱和した。

富山 英昌 (3期)