5月28日、27期と28期の対抗戦スポーツ大会が行われた。これは例年27期が行っている恒例ソフトボール大会に28期が混ぜてもらい、テニス、卓球、バスケットボール、フットサル、ソフトボールで勝負しようという試みです。すでに昨年の28期の同期会には27期中村洋一郎氏が果たし状を持って乱入?し、28期がこれを受けて立つ形が整っていました。
日頃の両学年の行いの良さか絶好の天気に恵まれ、両学年の昔の精鋭たちはグラウンドへ、体育館へと散っていった。怪我だけはしませんように。
テニスの部は、テニスコート4面を使い4ゲーム先取のダブルス4試合を3ラウンド繰り返しました。各ラウンド8人で4ペアを作り、毎回ペアを組み替えながら3ラウンド、延べ12試合の勝ち数で勝敗を競いました。
毎年ソフトボール大会等で集まり、準備に余念の無い27期に対し、戦力不足と運動不足が否めない28期は、迫先生(現役バリバリ!一番足が動いておられました)と高田先生(28期OB、現テニス部顧問、相変わらず太ももがまぶしい!)に参加して頂いたものの、総合力で勝る27期が7勝5敗で押し切り、20ポイントを獲得しました。
各ラウンドの4ペアは必ずしも実力順に出していく必要はないため、相手側の最強ペアに対してこちらははずし、それ以外のペアに対して競り勝ちに行く、といった出場オーダーを決める際の戦略の妙味があり、そのあたりも勝敗の分かれ目になった気がします。団体戦で勝敗を競う緊張感も久しぶりで、当時のスポ大の感覚が懐かしく思い出されました。
コート使用を許可して下さった関係者の皆様、スムーズな試合進行に協力頂いた参加者の皆様、有難うございました。来年のリベンジに向け、28期は、練習と戦術の検討を開始しております。27期も返り討ちにするべく一層精進します。
松村武人(27期)
田中良樹(28期)
第2ブロックの競技の一つとして、フットサルが行われました。試合会場は講堂の奥にあるグラウンドで、フットサル同好会が使用しているコートです。普段運動らしいことは何にもやってない者から今でも現役でサッカーを続けている者が混じる中、「親睦が目的なので、勝ち負けよりもケガをしないことに気を付けてプレイしましょう」という27期堀内審判の声掛けのもと、7人制による10分×3セットの試合が始まりました。
先制点を挙げたのは28期の南雲君。左サイドで角度の無いところから左足を振りぬいて放たれた強烈なシュートは、27期キーパーの長野君が反応できない見事な一撃でした。その後は一進一退のまま1-0で第1セットを終了。
5分間のインターバルをおいて始まった第2セットも白熱した攻防が続きます。27期がゴールを攻め立てるも、28期のキーパー田中君が現役時代を彷彿とさせるセービングを披露して両チーム無得点のまま終了。
いよいよ勝負を決する第3セットの前のインターバルでは、28期ベンチで「勝っていると思うな!」と気合の入ったゲキが飛び、27期もつられるように闘志が掻き立てられます。何とか追いつきたい27期の攻撃が始まる中、カウンターパンチとなる得点を決めたのは28期の大塚君。ゴール前の28期手塚君がブラインドとなりセンタリングがそのままゴール。これで2-0となり勝負あったかと思われましたが、なおも諦めない27期の攻撃が続き、ゴール前の混戦から松本君がしぶとく押し込んで1点差に詰め寄ります。勢いを取り戻した27期の猛攻が続きますが、28期も体を張ってゴールを防ぐ中、審判の笛が鳴ってゲーム終了。1点差を守り切った28期が勝利の凱歌をあげて20ポイントを獲得しました。普段やりつけない運動を行った選手たちは疲労困憊でしたが、心配された怪我人もなく、お互いの健闘を讃えあいました。
堀内英樹(27期)
手塚正彦(28期)
第3ブロックの競技は、全員参加によるこの日のメインイベント、ソフトボールです。
第1ブロック、第2ブロックの4競技終了時点で、27期が僅か1競技分勝ち越し、総合優勝はこのソフトボールの結果如何にかかる、という最終競技に相応しい展開となりました。
試合会場は、40年前の当時のスポ大と同じフィールドの芝グラウンド。試合形式は、1試合5回戦を2試合行い、各試合の勝者に各々20点ずつ加算される、という方式です。
またこの日の特別ルールとして、いくつか年齢を考慮したルールを設けました。リード・盗塁禁止、2ストライクのあとのファール3回でバッターアウト、守備要員は9名+1名の10名など。この場合、プラス1名が自由に守備位置を変えることができ、例えば、長打が予想される場合には外野を4名に、得点圏にランナーがいる場合には内野に1名追加する等、場面によってシフトを自由に取ることができます。
戦前の予想では、27期はここ十数年母校でソフトボール大会を毎年実施してきたので、圧倒的に有利なのでは、という前評判でした。
第一試合は、ピリピリと緊迫した雰囲気の中、お互い守備の綻びも少なく、1点を争う好ゲームとなりました。結果は、27期が最終回のピンチも凌ぎ切り、9対8の接戦で勝利をものにしました。
つづいての第二試合は、27期は野球部を中心とした精鋭メンバーを揃え連勝態勢で臨みましたが、インコースの球を力んでフライにしてしまう場面など多々あり、実力が空回りしてしまいました。
一方28期は、1試合目でボールのスピードにも慣れ昔の勘を徐々に取り戻してくると、外野陣の頭を越える長打が何本も出て、17対6と圧勝しました。
飯野先生も第二試合では28期の助っ人として出場され、センター前の10人目の守備で、通常ではセンターに抜ける当たりで1塁ランナーをセカンドフォースアウトにするなど、特別ルールを大いに活かすことに成功しました。
他にも、激しいダイビングキャッチで眼鏡を壊す者あり、新校舎に届きそうな大飛球をかっ飛ばす者あり、連続三振で1球もバットにボールが当たらない者ありと、当時のあの若い頃を彷彿とさせる白熱したプレイの数々が展開されました。
その結果、1勝1敗の五分で仲良く20点を分け合い、メインイベントは無事終了しました。
村田 恭夫 (27期)
渋谷 直人 (27期)
石川 英一 (28期)
当日は迫先生、飯野先生の応援参加もあり、昼の休憩時に新校舎の見学会ありと盛り上がり、総合で27期の勝利に終わったこのスポーツ大会の打ち上げの席で、早くも28期は来年度の雪辱を誓うのでした。
27期.28期有志