去る10月21日の土曜日、超大型台風が接近して次第に雨脚が強まる中、毎年恒例の28期同窓会が、これも毎年恒例の横浜西口の「ホテルプラム」で開催されました。今年は、金子先生と飯野先生をお迎えして総勢26名の集まりとなりました。例年に比べると若干集まりが悪く、幹事としては会の盛り上がりが気になるところでしたが、逆に少人数ならではの一体感が有り、参加者全員に一言ずつ近況報告をしてもらう余裕もできたし、これはこれで良かったのではないかと思いました。
金子先生の開会のご挨拶で幕を開けた会は、歓談の合間に、飯野先生の解説付きで、栄光の新校舎完成までの軌跡を追う、という貴重なイベントも有り(旧校舎取り壊しから新校舎完成までを定点観測したスライドは一見の価値ありです)、また今春初めて開催された27期との対抗スポーツ大会の結果報告を、各種目の参加者から、自慢半分言い訳半分のスピーチをしてもらい、恐らく来年も開催される対抗戦での雪辱を誓いました。
1年か2年に一度、この会でしか会わなかったり、あるいは卒業以来数十年振りに再会したりした友人たちとの話は尽きませんでしたが、2時間はあっという間に過ぎ、恒例のEIKO HIGH FOREVERの合唱となりました。今年は人数も程よくこじんまりしていたため、自然発生的に全員が一つの円陣を組んでの斉唱になり、意外に歌いだしてみると歌詞を覚えている自分に驚きつつ、皆の同程度に歳を取った顔を眺めながら、やはり古い仲間っていいな、とベタな感激をしてしまいました。
その後は、これまた恒例でほぼ全員が近くの居酒屋にシフトして、喋り足りないところの補充に努めましたが、それにしても皆よく飲みよく喋るのには感心しました。
当たり前のことではありますが、全員同じ歳の人間が集まると、人生において似たような節目に差し掛かっているわけで、50代も半ばを過ぎた今、話題は親の介護であったり、新しい会社で第二のサラリーマン生活についてであったりと、共感できる部分が多く、そこが同窓会の良いところの一つなのでしょう。
最後になりますが、今回お忙しい中出席して頂いた、金子先生と飯野先生には厚く御礼申し上げます。古い昔話だけでなく、今の栄光の様子を伺えるまたとない機会でした。それに加えて驚いたのは、お世辞抜きにお二人がお若いことでした。卒業して40年近く経ち、見るからに疲れてきている我々同期連中と比べ、お二人は当時ピカピカの新任教師として我々の前に現れたころとそれほど変わって見えない、というのはどうしたことでしょう。そういえば同期でただ一人母校の教師になり、今も教鞭をとっている高田君もダントツで若々しいな、と。これは栄光だからなのか、教師という職業一般に言えることなのか、わかりませんが、羨ましいことは確かです。
また来年もぜひ参加してください。一同お待ちしております。
吉野 達夫 (28期)