各期活動12期同期会

去る10月25日(水)久しぶりに12期同期会が開催された。コロナ以前の2018年までは2年毎に開催されていたのだが5年間中断していた。この間も続いた幹事団のズーム会合は「今年は無理」「今年もまだ無理」といった状況のもと幹事同志の懇親会となっていた。今年ようやく実施可能と判断し、3月に同期メール会員全員に大まかな時期と会場を伝えて出欠を打診した反応が好意的だったので、50名の参加を予想して会場予約を行った。78歳という年齢を考慮して初めて着席形式としたが、平日開催も崎陽軒も初めてである。7月に発送した案内ハガキとその後のフォローにより最終参加人数は65名となった。12時半の開会に4人が遅れたが、最終的に全員参加となったのはすばらしい。会場はくじで決まる8つの円卓に分かれ、各卓に準備した「青木先生の本会合へのエール」と回答ハガキに書かれた「各人の近況まとめ」を順次読んでもらった。
開会宣言の後、幹事団代表の佐藤君があいさつし「ようやく開催できたいきさつ」を語った。同期の物故者25名に対する黙祷ののち同君による乾杯の発声があり、しばしの歓談となった。やがて丸山君の司会で「久々の参加や海外在住など」幹事団苦心の人選による5名(浅葉/岩永/鞍掛/舘野/吉村の各氏)のショートスピーチが始まった。十分に準備された内容を演者皆じっくりスピーチしてくれたのだが、マイクのせいか音響装置のせいか音がこもって聞きづらく、客席の集中度が低かったのは残念で演者にも申し訳なかった。引き続き事務連絡に移り①同期会の広報面で活躍した大野幹事のChat-GPT講演会のお知らせ ②佐藤代表による今後の同期会運営方針の提案(2年後は開催。その後は追って検討で合意)③本会の準備全般に関わった花井幹事による同窓会新役員人事の提案(花井・石井・小田・大野の4名で合意)④現在もプロ合唱団の指揮を執る深沢君の定期コンサートへの案内などが行われた。
その後再び歓談となったが、この頃には酒も進み、中華コースの大半が終了して席の移動が可能になったので、他の円卓を回る人も増えてきた。会を3時間に設定してよかった。会場は大いに盛り上がってきたが、締めは恒例の小田、深沢両君指揮による「Eiko High Forever」と旧校歌「千里の波濤」の合唱だ。歌は2番、3番と進むにつれ声量も上がり、昔の思い出がよみがえってくる。集合写真では今回前列に椅子を並べ台の上に整列して撮影したので、以前のように床に寝そべるお行儀の悪い人はいなかった。皆上気した顔で無事お開きとなったが、ごく近所のスカイビル「北海道」で開かれた二次会には当日の飛び入りを含め30名が参加し、さらに盛り上がったと聞いた。
最後に11月17日(金)に開かれたChat-GPT講演会について一言。横浜駅西口県民センターの会議室を借りて同期17名の参加で行われたこの会は、「将来は知的職業の80%が不要となる」などのディストピア的未来や「知識詰込教育に反対だったフォス校長の教育方針の正しさ」などの話題が出て、大野講師の分かりやすいスライドとその解説に加え、質問自由の雰囲気の中で論客が持論・疑問を投げかけて大いに盛り上がり、全員が二次会に参加したことを報告して本稿を閉めたい。

佐竹 信一 (12期)