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各期活動71期「二十歳を祝う会」を終えて

二十年という年月はあっという間に過ぎてゆくものだ。歳を取るにつれて、時の過ぎゆくのは早くなるとは云うが、「ハタチ」というのも、あっという間に訪れた(そして、やはり時の過ぎゆくことのいと早きかな、この原稿を書きかけて、その他の事情で一度書く手を止めてから、半年ほど経って、催促を受けて、再び書き始めているのである)。
されど、その短くも長くもある年月の内、六年間を栄光学園で過ごしたことになるのであり、その学友達との卒業以来の再会は、誠に尊いものであった。細々とした経過を長く書くこともできるが、言葉には仕切れない感傷が「二十歳を祝う会」に溢れていたであろう。カメラのファインダーを覗けば、どこか懐かしいような、学友の顔が並んでいる。思い出話と近況報告に花を咲かせ、お互いに変わっていないことと変わったことを確かめ合うようである。思い返せば、会場の確保、企画の準備・運営等で困難は多くあったが、期委員含め幹事一同、無事に開催出来たことを誠に喜ばしく思っていよう。
以前、同窓会のとある先輩と「同期との繋がりは大切にすべし」ということを話していた。その方によれば、栄光学園を卒業して以降、各々、大きく変わっていく。大学に入れば、大学やアルバイト先等で各々新しい友達が出来る。就職すれば、職場の人間関係を築き、生活時間も変化する。家庭を持つとすれば、育児や教育の中で、生活スタイルが変化するだろう。併し、それでも、ふとしたときに、学友と再会する事がある(少しだけ、私事に触れることをご容赦いただきたい。栄光学園に進学した小学校の同級生と私の父(栄光学園の出身者ではない)がふとしたときに再会したことが、私が栄光学園を受験するきっかけの一つになっている)。目の前の生活に忙しくしてしまいがちであるが、それでも、学友との時間を過ごすことの幸なるかな。件の先輩の仰ることを、先の「二十歳を祝う会」にて痛感した。
さて、この報告記事を終わるに当たって、先ずは、無事に「二十歳を祝う会」に参加してくれた学友たる同期全員に感謝をしたい。期全体で180人程居る中で、その殆どが参加してくれた(正直に言えば、此処迄多くの人が来ることになるとは、想定していなかったのである)。特に、期委員と同窓会幹事を引き受けてくれた同期には、格別の感謝を伝えたいと思う。事前の買い出しや会場の設営、会の運営を手伝ってくれた彼等のお陰で、会を成功に導く事が出来た。そして、会場にお越し頂いた先生方——小谷先生、葛西先生、岡村先生、初海先生、どうもありがとうございました(報告記事の遅れに伴い、感謝をお伝えするのが遅くなったことをお許しください)。又、同窓会代表の河原先輩、大須賀先輩にも諸々のご協力を頂いた。ここに感謝を表したい。最後に、会場の「ホテルプラム横浜」の担当者様にも、感謝を申し上げたい。
同期よ、またいつか、いざ会わん。

真崎 海音 (71期)