2017年5月24日(水)10時に小田急線向ヶ丘遊園駅南口に14人が集まった。引率は6期の三春勝正さんと14期の大島弘尚先生だった。 先ず駅前からバスで藤子・F・不二雄ミュージアムバス停まで行き、近代的なミュージアムの前を通って生田緑地ばら苑まで緩い上り坂を歩いた。このばら苑は、小田急向ヶ丘遊園の閉園に伴い園内のばら苑を2002年に川崎市が引き継いだものだが、その歴史は古く開園は1958年で当時は「東洋一のばら苑」と賞されたという。園内は広くおよそ530種、4700株のばらが開花していて個人では効率よく見られないので、時間を切ってボランティアガイドの江口美和子さんに案内していただいた。
バラの命名方法や、花が終わったら3枚葉の下、5枚葉の上で切るなどの選定方法も教えてもらい、我が家のバラで実践した。
20世紀を代表するバラとしてピースという品種があり、その子供たちはピースファミリーと呼ばれているという。イングリッシュ・ローズコーナー、ロイヤルコーナーなどで説明がありローズガーデンハウス近くの広場で集合写真を撮った。
最後に富士山付近や箱根にあるサンショウバラを見てばら苑を後にし、95.5haの面積を持つ生田緑地内の日本民家園に向かった。
ここでもボランティアガイドの案内を1時から予約していたのでその前に、「かわさき宙(そら)と緑の科学館」(下の写真)の付近でそれぞれ持参の昼食をとった。
今年、開園50周年を迎える川崎市立日本民家園は江戸時代の東日本の代表的な古民家の他、水車小屋・高倉・農村歌舞伎舞台など25の文化財建造物を展示する野外博物館であるという。ボランティアガイドの吉浜彰啓さん、羽石一夫さんに全部の展示物の見学はできないので2時半まで見計らった案内をお願いした。
ボランティアの主な仕事は囲炉裏を焚いて家を燻すことだと聞かされた。
先ず、明治時代後期の川崎の原家住宅で日本の木造建築技術を紹介された。続いて宿場、信越の村、関東の村、神奈川の村、東北の村など23の住宅や施設の内、主なものを時間の許す限り案内された。
耐震対策や基礎工事(下の写真参照)など建物の維持管理に相当な労力や費用が掛かっていると感じた。
古民家では戦時中に疎開した家をおもいだした。
民家園見学後ここまで残った人たちで集合写真を撮った。
3時から前述の「かわさき宙と緑の科学館」でプラネタリウムを見学した。ここでは木星の縞模様や春の星座を見た筈だが快適なソファーでうとうとしてしまった。ここを出てから解散した。この日の行程は歩数計で10900歩だった。
佐伯 和良 (3期)