歴史・文学散歩秋めく南下浦ぶらり旅

実施日:2018年9月27日(木)

2018年9月27日(木)朝10時京急三浦海岸駅に18人の卒業生と卒業生の父兄2人が集合してウォーキング「南下浦ぶらり旅」が始まりました。今回の新加入は上田義男氏及び私竹内 (両人とも13期)でした。懇切丁寧な案内冊子(三春勝正氏作成)が配られ、今日のコースを確認しました。先ずバスに乗って15分「剣崎」に行き、剣崎バス停から三浦台地を歩いて江奈湾に面した「キリシタン灯籠」を見学、次いで台地の中腹に在る「福泉寺観音堂」を拝観して台地の北斜面に在る「福寿寺」を拝観、金田漁港のレストランで昼食。その後は金田湾に沿ってバス道路沿に出だしの三浦海岸駅に戻るコースです。往路はバスを利用し、復路はバス道路沿いを戻るのは「何時でも疲れたらリタイヤ可能」という事でよく吟味されたプランです。斯様なプランを作成された世話役三春氏の配慮が伺えます。世話役を筆頭に参加者は「期待される卒業生像」のように思えました。私の世代の社会科の教師は小泉先生でした。歴史文学ウォーキングに私が参加してこうして報告を書いている事実に驚いて居られる事でしょう。
福泉寺境内には「人雷戦士の碑」が建っていて、三春氏が説明されました。先の大戦の末期海軍は「特攻兵器/水雷に特攻兵を乗せて敵艦を撃沈させる兵器」を開発連合国の艦隊が沖合を通過するようであったら海岸洞窟に隠しておいた水雷兵器使って撃沈し、祖国を守ろうとしたモノです。人雷戦士の碑は建長寺正統院でも拝観しました。碑には特攻隊の名は「桜花」陸軍の「同期の桜」を想わせる名でした。
碑の最後に良寛さんの辞世の句が刻まれていました。
「散る桜 残る桜も 散る桜」
狂気は悲しいモノです。特攻兵の命が散ってから74年、私も70歳を越えました。激動の時代を生きてきたことになります。
次回は11月28日,行き先は都下駒込だそうです。栄光学園在学中は往々にして「皆の足を引く存在であった私でしたが、卒業して漸く先頭を歩ける様な気がしてきました。

竹内 正敏 (13期)

南下浦ぶらり旅(2018年9月27日)

円福寺山門