同2020年度の歴史文学散歩は、本年3月30日の「小石川後楽園から伝通院を歩く」を残し、これまでに次の近藤氏報告の「浄智寺から深沢の旧跡を訪ねる」1回しか行うことができませんでした。3月(19年度4回目)5月、9月の3回は、コロナ禍のため中止せざるをえませんでした。11月の時は、参加希望をされた方に充分体調を整え、マスク持参での参加をお願いいたしました。当日、午前中に雨は上がり曇天の予報でしたので朝7時頃には皆様にメールで実施をお伝えしましたが、近藤氏のご報告のように「小雨のもとでの行軍」になってしまいました。
今年度も下記の通り年4回の計画を立てております。会員とそのご家族、関係者の皆様の積極的なご参加を期待しております。
なお、悪天候などによる中止、順延等の決定がありますので、ご参加予定の方は、できるだけ事前に連絡先を同窓会事務所か三春様へご連絡ください。
踊場駅~踊場と念仏塔~谷矢部池公園~来迎寺~街山八幡社~雲林寺~富士橋~松尾神社~丹後局供養塔~篠塚八幡神社~上矢部石仏群~日月社と姥子社~普光寺と天神社~下岡津バス停解散
大山街道は江戸時代中期から盛んとなった伊勢原市の大山阿夫利神社に参詣するための街道です。お伊勢参りに比べて手軽な物見遊山の地として人気があったようです。中心となる街道は江戸赤坂見付を起点とし、渋谷、二子玉川などを経由する現在の国道246号線とほぼ平行する形で通じておりました。今回のコースは柏尾通り大山道の一部、不動坂近くの富士橋から柏尾川の支流阿久和川に沿って岡津までの道を途中の史跡を訪ねながら歩きます。
辻堂駅北口~ロボ テラス~藤沢浮世絵館~明治市民センター~小笠原東陽墓~耕餘塾の跡~御霊神社~旧三觜八郎右衛門家住宅~羽鳥向八坂神社~四ツ谷八坂神社~四ツ谷不動尊・大山道「一の鳥居」~一里塚跡と松並木~二ツ家稲荷神社~辻堂駅北口
JR辻堂駅の北側にある明治地区は、市内13地区では最も面積が小さい地区です。近年、辻堂駅周辺は大型店舗の進出が相次ぎ、都市再生事業である湘南C―Xによる新たな町が形成されており大きな変化を見せています。ただこのような変化の反面、藤沢市の教育文化の発祥の地として誇ることができる耕餘塾跡をはじめ、国の重要文化財の養命寺の本造薬師如来坐像、国登録有形文化財(建造物)に指定された旧三觜八郎右衛門家住宅など歴史的に重要な財産も残された地域となっています。
京急YRP野比駅~バス~YRP/ドコモ展示場&水辺公園(昼食)~満願寺~腹切りの松~清雲寺~三浦義澄の墓~近殿神社~満昌寺~解散~バス停(衣笠駅・横須賀駅方面)
横須賀リサーチパーク(略称:YRP)は、電波・情報通信技術を中心としたICT(Information and Communications Technology)技術の研究開発拠点として、都心からのアクセスも良好な横須賀市南部の郊外に、1997年10月に開設されました。今回はその中のドコモ R&D センターの見学をいたします。その後中世まで歴史をさかのぼり、三浦一族関連の古刹や史跡を訪ねながらバス停まで歩きます。
池上駅~池上本門寺(五重塔・力道山墓)~川端龍子記念館~龍氏公園~馬込桜並木~熊野神社~尾崎四郎・宇野千代旧宅~熊谷恒子記念館~出世稲荷神社~湯殿神社~ 郷土博物館~西馬籠駅
現在の大田区、馬込、山王、中央の一帯には、大正末期から昭和時代の初期にかけて、多くの文筆家や画家・書家が居住し、互いに交流しながら芸術活動を展開していたそうです。そのため、のちにこの一帯を「馬込文士村」と呼ぶようになったようです。その生活の様子は尾崎四郎の朝日新聞連載「空想部落」に、又榊原潤の「馬込文士村」に生き生きと描かれています。
以上2021度年は昨年度中止になったコースに新しく計画したものを加え、計4回の歴史散歩を計画いたしました。興味のあるコースに是非ご参加ください。
参加ご希望の方は同窓会事務局にあらかじめお申込みください。荒天等の場合の中止、順延は前日夕方までには決定しご連絡いたします。そのほか事務局がお休みの日は三春まで直接ご連絡ください。
三春 勝正 (6期)
事業部